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それは、天は「気」を司り、地は「質」を司るところからきています。 男性は、天で「気」を司り目に見えないものであり、早く言えば、男の存在は「空気」みたいなものです。 また、「気」は、気配とか、天気とか、気分とか、気運といわれますように、目に見えず、それとなく感じることができるだけで、実質というものがないため、非常に移ろいやすく変わりやすいのです。 ですから、「男心と秋の空」と言われるように、男心は気であり、移ろいやすいことのたとえにもなっているのです。 一方、女性は地で「質」を司り、「質」は実質と言われるように、目に見えたり手に触れたりできるものです。 ですから、女性は触れることのできる肉体の象徴とされ、そして、子どもを産んで立派に育て、どっかりと家庭に居座って根を張っているため、「地」と定められたのです。 ここで、大切なことは、女性は「地」であり「質」であり、実質でありますので、かならず形として目に見えますが、男は「天」であり「気」であり、常に目に見えず移り変わることを本質としていますので、目に見える形としては何もとどめません。 これらの特質が、この男の本性、あるいは女の本性を生じる源となるのです。 たとえば、女性は、ファッションやヴィトンのようなブランドもののバッグにこだわりますが、男は比較的そういうものに淡泊です。 いずれにしても、男は「気」であって移ろいやすく、それが男を貫く本性ですので、女性としては、まずこれを理解することが大切です。 男はある女性に恋をしながら、別の女性のことも平気で思いを寄せることもできるのです。 また、男という漢字は、「田」に「力」と書くように、常に外を向かって行動するのが本性です。女性の「女」という漢字は「畳に正座してうやうやしくかしこまっている姿」を表現しており、家で辛抱強く耐えているのが女性なのです。 彼との交際も、精神的にあまり縛らずに、ある程度、自由にさせておくのが良いのです。そうすれば、外で活動して身も心も疲れきったときには、どっしりと包容力のあるあなたの胸に飛び込んでくるのです。 |
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