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自分が企画した仕事だけに、人には任せられず、残業はやむなしと思って、結局、恋人との約束を断らなくてはならない場合、あなたなら恋人にはどんなふうに伝えるでしょうか。 あなたが、「急に残業命令がでたので、今日のデートはいけない」というだけでは、彼はおそらく納得しないのではないでしょうか。 「自分しかその仕事は分からないから、仕方がないんだ。それくらいわかってよ」と言っても、彼に不満は残るでしょう。 こんな場合、「今日のデートを最高に楽しみにして洋服まで準備していたのに、こんなことになるなんて。でも、自分が企画立案した仕事だから、人に任せることはできないの」と、自分の切なる思いを添えて伝えると、ほとんどの相手は納得してくれるでしょう。 ここで大切なことは、事実を単に伝えることではなくて、「自分が一番デートを楽しみにしていた」という自分の気持を切々と訴えることがポイントです。 これは、恋人を自分親に紹介したい場合にも、有効な方法ですよ。 たとえば、結婚に踏み切ってくれない恋人に、自分の親に会って欲しいと頼むとき、 「もう、そろそろ私の両親に紹介したいから、今度の休日に家に来てよ」 「もうちょっと待ってくれよ。心の準備ができたら会いにいくよ」 「心の準備って、いつできるのよ。はっきりしてよ」 こういう言い方では、自分の都合だけで話を進めようとしているため、 相手も自分の都合をつい言ってしまうのです。 「私の結婚相手は、あなたしか考えられないけど、あなたの気持ちは?」 「もちろん、僕もキミしかいないよ」 「じゃあ、その気持ちを私の両親にも話して欲しいわ。あなたのことを一番大切な人だと紹介したい。」 恋人の熱い思いを聞かされて、心を動かされない彼はいないでしょう。 あなたが心で訴えれば、まっすぐな思いには、まっすぐな思いで応えたいと思うものである。 |
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