|
恋愛心理としては、舌の固さと愛情は反比例すると思っていいでしょう。 たとえば、あなたが新入社員の歓迎コンパなどで男性と知り合ったとき、喉も渇いていないのに、舌なめずりするようなしぐさをしますと、心の中ではあなたを食べてしまいたいと思っているのです。 こういうサインが出ますと、相手の気持ちははっきりしますので、後はあなたが好きか嫌いか決断するだけです。 特にキスをするときなどは、彼の気持ちがハッキリ表れます。 なぜそういうことになるのかと言えば、あなたも経験があるように、自分の嫌いな相手が近づいてきたり、横に座ってきたような場合、体が硬直したように拒絶反応を起こしたことはないですか。 陰陽でいえば、嫌いな相手は陰の気を発していますので、陰の気が強いほど、寒冷の度を増しますので、自然に体が硬直して固くなるのです。冬の寒さでも極寒になれば、すべてが凍ってしまって動きがなくなるようなものです。 これは、人が死んで亡き骸となり、遺体が硬直して柔らかさがなくなるのと同じで、魂がカラダから抜け去ってしまったからです。 要は、相手に好意を持てないときに、体は固くなるのです。 あなたの口の中に異物が入ってきたような場合、あなたは舌を固くして、その異物を外に出そうとしますが、これも同じ原理です。 あなたも子どもの頃、友だちとケンカなどすると「あっかんべぇ」と言って、舌を突き出した記憶があるでしょうが、これも相手を拒絶するしぐさなのです。 ですから、嫌いな相手と交渉しているときとか、どうしても虫の好かない人などと話していると、どうしても舌が固くなって拒絶反応の特徴を示すことがあります。 逆に相手のことが好きで相手を積極的に受け入れたいと思っているときは、心が喜んでいるので、自然と表情は柔らかくなり、体全体もリラックスして、舌も柔らかくなって動きが出てくるのです。 私たちが、美味しそうなフランス料理を目の前にしたら、自然と舌なめずりするように、舌の動きも滑らかになるようなものです。 逆に、まずい料理を出されますと、舌を固く突き出して吐き出すようなしぐさになるようなものです。 |
|
|||