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むろん、そういうのは、女性にもありますが、女のそれは似て非なるもので、うっかり同じだと思ってつき合うと、とんでもない間違いを犯すことになります。 では、男とはいったいどんな動物なのでしょうか。それを理解するためには、次の男の本質の4原則を頭に入れておきましょう。 @ おというのは見栄を張る動物 A 口では強がっていても心は弱い度物 B 非常に保守的な動物 C 上昇志向が強い動物 この四つの本質を理解すれば、「ははあ、そういうことだったのか」と男心が見えてくるでしょう。 男性とつき合っていて、「どうして? この人、わかんないわ」と思うときがあるはずです。 たとえば、男女数人でいっしょに食事をします。支払いのときになって、フトコロがさみしいのに、「俺が払う、俺が払う」とがんばる男がいます。こういう、女性から見て非常にバカバカしいような見栄を、男は張るのです。 もちろん、女性にも見栄はあります。ですが男の見栄はまさに「見栄え(みばえ)」で、どうしようもないほど体裁や外見にこだわります。 たとえば、いっしょに歩くとき、女性は男性ほど相手の外見にこだわりません。二枚目が嫌いな男と、ちょっとブサイクだが好きな男がいた場合、女性は周囲の目を気にせず、ブサイクであろうと好きな人と歩きたいと思うほうが多いでしょう。 だから、「へえ、こんないい女が、こんなブサイクな男と・・・」と思うようなカップルに出会うことがあります。心底好きな男であれば、女性は腕を組んだりしながら喜々として歩いています。周囲の目なんか気にしません。 ところが男は「イヤな女だなあ」と内心嫌っていても、街を歩くときは、みんながふりかえるような「いい女」と歩きたいと思う動物なのです。 二人の関係よりも、いま連れている女の外見にこだわりたいのです。 「なんだあいつ、あんなプスの女と歩いていたぞ」といわれると、それだけで沽券にかかわると思っているのです。 こういうことをいうと、たぶん女性はいい気持ちはしないでしょう。「何よ、自分のことは棚に上げて。失礼しちゃうわ」 でもこれは、男の本性ですから、批判をしてもはじまりません。だから「男とはそういうものだ」と知って、なるべく見栄えをよくしたほうが、女性にとってトクなことだけは確かです。 |
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