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金持ちか、イケメンか、性格のよさか、職業か、心底愛してくれる男かでしょうか。 このような考え方は、もう時代に合わないのではないでしょうか。 なるほど金持ちはいい条件の一つではありますが、お金だけあっても幸福になれるわけではありません。第一、みんながそこそこ豊かになった現在、それほどお金への執着はなくなってきています。 イケメンについては、女性の美しさが最近、全体的に底上げされたのに呼応するように、男もおしゃれで素敵になってきたから、いわゆるイケメンも絶対的魅力とはいえなくなっています。 性格のよさだって、世の中、そうギスギスしているわけではないから、全体的に男はゆったりしてきました。そのため、いい性格を持つ男性はいくらでもいます。 では、職業はどうでしょう。医者や弁護士も最近、過剰気味もなってきています。飛行機のパイロットも、「空の運転手」だということがわかってきました。上級公務員も先行きは暗く、へたに政治家にでもなられたら大変かもしれません。 どの職業も一長一短で決定的ではありません。 最後の切り札である愛はどうでしょうか。 これは大人になるまでに、浅い深いの差はあっても、みんなひととおりの愛を経験してきており、愛がいつまでも同じレベルで続くものではないこと、愛だけあれば生きていけるロマンチックな時代でないことは承知でしょう。というわけで、このような分類では、どんな男がいいのかわかりません。 女性にとって、最高の男性は、「使いこなせる男」ではないでしょうか。 女性は長いあいだ、男性に仕えてきました。それが男女同権になって、いわゆる伴侶、よきパートナーということになりました。 しかし、女性の立場からすると、もう伴侶の時代ではない、つまり2分の1ではないということです。伴侶という考え方では二人を足しても一にしかなりませんが、女性にとってもっと望ましいのは、使いこなせる「もう一人の人間」ではないでしょうか。つまり、1+1=2という関係です。 料理もできる、掃除もしてくれる、選択も子育ても、家計管理もOK、つまり主婦ならぬ主夫がつとまる男性です。これは何も女性が外に出て働くとか、遊びほうけるということではなく、いつでもどちらかがそれらを負担できるような柔軟性をもったカップルこそが、これからの時代に合うという意味です。 これからの女性が外へ出て働き、男性が家庭に入ってもいい。また二人がが働いて半分ずつ家事をやってもいい。つまり今後は、どんな組み合わせも可能な両性具有の時代になっていくのではないでしょうか。 |
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